🚢 横倒し駆逐艦「進水成功」 北朝鮮、毎年2隻建造へ(2025/06/13)
📰 ニュース概要
北朝鮮は新型の駆逐艦(5千トン級)の進水式を、北東部・羅津(ラジン)造船所で6月12日に実施したと発表しました🌊。
以前、横倒しになるというトラブルがありましたが、今回は無事に進水できたとのことです🎉。
⚓ 何が起きたの?
🛠️ トラブル発生(5月21日)
北東部・清津(チョンジン)造船所で進水式を行おうとした際、台車による側面進水に失敗💥。駆逐艦が横倒しになりました😵。
🚛 修復・移送
倒れた艦を起こして直立させ、設備が整った羅津造船所に移動させました。
目的は、党の重要会議(今月下旬)に間に合わせるため⏳。
⚓ 再進水式(6月12日)
今回は埠頭(ふとう)に係留された状態で綱を切断し、海へ進水✨。
進水は成功しました!🎊
🧑✈️ 金正恩氏の発言
📣 「来年から駆逐艦を毎年2隻建造する」
金正恩総書記が演説し、海軍力を急拡大する計画を発表💪⚓。
駆逐艦は今後、毎年同型またはそれ以上の規模の艦を2隻ずつ建造していくとのことです🏗️。
🌍 背景と影響
📌 まとめ
北朝鮮は失敗を乗り越えて新型駆逐艦の進水に成功し、今後は毎年2隻ペースで建造する方針。海軍力の拡大を目指す姿勢を強調しました。
北朝鮮当局からは進水式での横倒し事故の具体的な原因について正式な発表はされていません。ただし、事故の状況や一般的な造船の知識から、いくつかの技術的・構造的な問題が推測されています。建造技術や安全性の課題です:
🛠️ 【推定される原因】
1. 側面からの進水方法(横方向進水)にリスク
通常の進水は艦首(船の前)か艦尾(船の後ろ)から行う縦方向進水が主流です。
今回のように側面から進水させる方法は、構造的なバランスを取るのが非常に難しく、転覆や横倒しのリスクが高いです。
この方法は、作業スペースの制限や設計上の都合でやむを得ず行われることもありますが、適切な重心制御や台車設計が不可欠です。
2. 台車の設計・操作ミス
3. 不十分な試験・シミュレーション
⚠️ 【建造技術・安全面の懸念】
■ 技術の限界
■ 安全文化の弱さ
■ 情報遮断とフィードバック不足
🔍【結論】
今回の横倒し事故は、建造・進水技術の限界や、設計・運用の安全文化の欠如が表れた事例と見られます。
国際的には、「海軍力を増強する」計画に対し、技術基盤や事故対応能力が伴っていない点に注目が集まっています。
北朝鮮の建造能力・安全性・技術の成熟度には顕著な差が見られます。以下では、アメリカ・中国・韓国・日本などの駆逐艦建造と比較しつつ、北朝鮮の軍事技術の信頼性について評価します。
🌍 他国との駆逐艦建造比較
国名 | 技術水準 | 進水方式 | 安全管理体制 | 生産体制・能力 | コメント |
🇺🇸 アメリカ | 非常に高い | 縦方向進水 or ドック方式 | 厳格な品質・安全管理 | 年数隻建造可能 | アーレイ・バーク級が主力。性能・信頼性ともに世界トップレベル。 |
🇨🇳 中国 | 高い(急成長) | ドック式が主流 | 国営主導の品質管理 | 年数隻以上建造可 | 055型駆逐艦などで量産・性能向上を実現。 |
🇯🇵 日本 | 高い | ドック式 | 安全・試験に非常に慎重 | 限定的(年1隻ペース) | いずも型やまや型など。技術重視で信頼性高。 |
🇰🇷 韓国 | 中〜高 | ドック式中心 | 国際基準に準拠 | 中規模(年数隻) | KDX-III級(セジョンデワン級)など。アメリカ技術と国産融合。 |
🇰🇵 北朝鮮 | 不明〜低い | 側面進水(問題あり) | 不透明、安全軽視の傾向 | 非常に限定的(年1〜2隻想定) | 技術水準・信頼性には懸念。事故対応能力にも疑問。 |
⚠️ 北朝鮮の建造技術と軍事信頼性の課題
1. 設計・建造技術の限界
2. 進水トラブルに見る造船力の未熟さ
3. 安全・品質管理の不透明性
4. 試験・演習の実態不明
✅ 対照的に他国では…
■ アメリカ
■ 中国
🔚 総合評価(北朝鮮の駆逐艦建造技術)
評価項目 | 北朝鮮の現状 |
設計・性能 | 実戦的ではあるが技術は時代遅れの部分あり |
建造手法 | 現代造船に比べて非効率・リスク高 |
進水の安全性 | 不安定で事故リスクあり |
軍事的信頼性 | 威嚇的な見せ方に比して、実効性には疑問 |
戦略的意図 | 対外アピールや国内向け威信の誇示が主目的 |
中国の**055型駆逐艦(南昌級)およびアメリカのアーレイ・バーク級(Flight III)**と、北朝鮮の新型駆逐艦(横倒しになった艦)を、現時点の推定情報に基づいて性能面・技術面で比較します。
⚔️ ① 北朝鮮新型駆逐艦 vs 中国 055型駆逐艦(南昌級)
項目 | 🇰🇵 北朝鮮新型駆逐艦(推定) | 🇨🇳 055型駆逐艦(南昌級) |
排水量 | 約5,000トン(満載) | 約12,000~13,000トン(満載) |
長さ | 約120m前後(推定) | 約180m |
推進方式 | 不明(ディーゼル系推定) | ガスタービン+ディーゼル複合推進(CODOG) |
最大速力 | 推定25ノット未満 | 30ノット以上 |
VLS(垂直発射装置) | なし or 少数(中距離SAM程度?) | 最大112セル(多用途:対空・対艦・対地) |
主兵装 | 旧ソ連/中国系砲塔+艦対艦ミサイル数基 | HQ-9 SAM、YJ-18対艦、CJ-10対地など多数 |
レーダー・センサー | 平面レーダー1基、旧型火器管制レーダー | AESAレーダー搭載、統合マスト設計 |
ステルス性 | 限定的(鋭角船体、傾斜上構) | 高度なステルス設計(艦橋統合構造) |
指揮・戦闘システム | 不明(ネットワーク連携弱い) | 統合C4ISR能力あり |
🔎 評価:
北朝鮮艦はサイズ・火力・センサー・指揮統合すべてにおいて055型に劣る。055は実質的に「駆逐艦」の形をした「軽空母護衛クラスの巡洋艦」とも呼ばれる存在。
⚔️ ② 北朝鮮新型駆逐艦 vs アメリカ アーレイ・バーク級(Flight III)
項目 | 🇰🇵 北朝鮮新型駆逐艦(推定) | 🇺🇸 アーレイ・バーク級(Flight III) |
排水量 | 約5,000トン | 約9,500トン(満載) |
推進方式 | 不明(旧式ディーゼル系) | ガスタービン4基(約100,000馬力) |
VLS(垂直発射装置) | なし or 限定的(ローカル改造) | 最大96セル(Mk 41 VLS) |
レーダー | 単面レーダー or回転式 | SPY-6 AESAレーダー(次世代) |
電子戦能力 | ほぼ不明 or 限定的 | 高度な電子戦・妨害・対無人機能力 |
艦対空能力 | 推定短~中距離SAMのみ | SM-2/SM-6/ESSMで長~中距離をカバー |
艦対艦/対地 | 推定:旧式ミサイル | トマホーク、ハープーン、NSM搭載可 |
任務適応性 | 単機・沿岸警備中心 | 航空母艦打撃群の要として多任務 |
🔎 評価:
バーク級は「戦闘ネットワークの要」として機能し、本格的な艦隊戦・ミサイル防衛にも対応可能。北朝鮮艦は技術的に20〜30年の差があると考えられます。
📊 総合比較チャート(概念)
項目 | 🇰🇵 北朝鮮艦 | 🇨🇳 055型 | 🇺🇸 バーク級 |
排水量 | ★☆☆☆☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
武装 | ★★☆☆☆ | ★★★★★ | ★★★★★ |
センサー・指揮統合 | ★☆☆☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
機動性・航続力 | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
実戦信頼性 | ★☆☆☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
ステルス性 | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
🧩 補足:北朝鮮艦の「意味」は何か?
北朝鮮の駆逐艦建造は、性能競争というより政治的・軍事的な象徴と見るのが妥当です。
内部向け:「我が国も大型軍艦を造れるぞ」という威信のアピール。
外部向け:「沿岸防衛力の強化」「米韓への抑止力」を誇示。
実戦能力より、抑止効果や政治的演出が主眼と考えられます。